ギャンブルで負けた後、頭に強く残る言葉があります。
「取り返したい」
今日の負けを戻したい。
生活費を戻したい。
使ってはいけないお金を戻したい。
このまま終わったら、ただの負けで終わってしまう。
あと1回だけ勝てば、今日のことをなかったことにできる。
そんなふうに思ってしまうことがあります。
でも、ギャンブルで一番危ないのは、負けたことそのものよりも、
負けた後に取り返そうとすること
だと思っています。
この記事では、負けた後に「取り返したい」と思った時、どうすれば今日をこれ以上悪化させずに済むのかを考えていきます。
「取り返したい」と思う時が一番危ない
ギャンブルで負けた後は、気持ちがかなり揺れます。
悔しい。
情けない。
焦る。
怖い。
どうにか戻したい。
このままでは終われない。
そういう感情が一気に出てきます。
そして、その気持ちの中で出てくるのが、
「取り返せば大丈夫」
という考えです。
でも、この考えが一番危ないです。
なぜなら、取り返したい時は、もう冷静に勝負を見ているわけではないからです。
勝てるかどうかより、
負けを消せるかどうか。
楽しむかどうかより、
今日の損をなかったことにできるかどうか。
そういう状態になっていることが多いです。
この状態でさらに賭けると、判断が荒くなります。
金額が大きくなる。
普段なら買わないものに手を出す。
根拠よりも「戻したい気持ち」が優先される。
負けた理由を考える前に、次の勝負を探してしまう。
そして気づいた時には、最初の負けよりも、もっと大きな傷になっていることがあります。
取り返したい時ほど、判断は冷静ではない
「取り返したい」と思っている時、自分では冷静なつもりでも、実際にはかなり視野が狭くなっていることがあります。
たとえば、
「次は堅そう」
「ここで少し増やせば戻せる」
「このレースなら大丈夫」
「この台なら出る気がする」
「このオッズなら一発で戻せる」
そうやって、自分にとって都合のいい理由を探し始めます。
でも、本当は勝ち筋を探しているのではなく、
取り返す理由を探している
だけかもしれません。
この違いは大きいです。
冷静な時なら見送れるものでも、負けた後は見送れなくなる。
普段なら危ないと思う金額でも、負けた後は入れてしまう。
「ここでやめた方がいい」と分かっていても、やめられなくなる。
だから、負けた後に必要なのは、もっと良い勝負を探すことではありません。
まず必要なのは、
これ以上、傷を広げないこと
です。
「ここで戻せば大丈夫」が傷を広げる
負けた後は、どうしてもこう考えてしまいます。
「ここで戻せば、今日の負けは消える」
「あと少しだけ勝てば、元に戻る」
「取り返してからやめればいい」
自分も、そう思ったことが何度もあります。
でも現実には、取り返して終われることよりも、追い続けてさらに悪化することの方が多かったです。
たとえ一時的に少し戻せたとしても、そこで完全にやめられるとは限りません。
「もう少し戻せるかも」
「せめてプラスにしたい」
「ここまで戻したなら、あと少し」
そうやって、また次の勝負に進んでしまう。
結局、取り返したい気持ちは、終わりを作るどころか、次の勝負の理由になってしまうことがあります。
だから、このブログでは何度も言います。
「取り返さない。」
「追わない。」
「生活を守る。」
負けを取り返すことよりも、
今日の被害をここで止めること。
それが、生活を守るために大事な考え方だと思っています。
まず守るべきは勝ち負けではなく生活費
負けた後に一番守るべきものは、勝ち負けではありません。
生活費です。
家賃。
食費。
水道光熱費。
スマホ代。
通勤費。
返済。
家族に必要なお金。
これ以上、生活に必要なお金を崩さないことが大切です。
ギャンブルで負けた時、頭の中では「失ったお金」に意識が向きます。
でも、本当に見なければいけないのは、
これから守るお金
です。
今日、すでに負けてしまった。
それはつらいです。
悔しいです。
情けなくなることもあります。
でも、ここからさらに生活費まで崩してしまうと、明日の自分がもっと苦しくなります。
今日の負けを取り返すために、明日の生活まで壊してしまう。
それだけは避けたいです。
だから、負けた後に見るべきものは、オッズでも、次のレースでも、次の台でもありません。
まず見るべきものは、
「今、残しておかなければいけない生活費」
です。
負けた後にやることを決めておく
負けた直後に、その場で冷静に考えるのは難しいです。
だから、あらかじめ
負けた後にやること
を決めておくのがおすすめです。
たとえば、次のような行動です。
- アプリや投票サイトを閉じる
- スマホを伏せる
- 財布やカードから離れる
- 水を飲む
- 外に出る
- 「今日は取り返さない」とメモに書く
- 家計簿や生活費のメモを見る
- 相談先ページを開く
- 信頼できる人に一言だけ送る
大事なのは、負けた後に
「次に何を賭けるか」
ではなく、
「どう止まるか」
を先に決めておくことです。
負けた直後は、自分の頭だけで考えると危ないです。
「まだいける」
「次なら戻せる」
「ここでやめたら負けが確定する」
そういう言葉が、頭の中で強くなります。
だからこそ、前もって止まる行動を決めておく。
負けたら、まず閉じる。
負けたら、まず水を飲む。
負けたら、まず立ち上がる。
負けたら、まず「今日は取り返さない」と書く。
これを決めておくだけでも、追い金に入る前に一度止まれる可能性があります。
今日の負けを、これ以上大きくしない
負けた後に大事なのは、勝って取り返すことではなく、
今日の負けを、これ以上大きくしないこと
です。
たとえば、すでに5,000円負けたとします。
そこで取り返そうとして、さらに5,000円入れる。
それでも戻らず、さらに1万円入れる。
そのうち、最初の5,000円どころではなくなっていく。
こうなると、苦しさは一気に大きくなります。
もちろん、負けた時点でつらいです。
でも、そこで止まれたなら、まだ生活を守れる可能性があります。
負けたまま終わるのは悔しいです。
でも、負けを広げずに終わることは、弱さではありません。
むしろ、生活を守るための行動です。
その日は負けたかもしれない。
でも、生活費を守れた。
追い金しなかった。
借金を増やさなかった。
そこで止まれた。
それは、回復に向けた大きな一歩だと思います。
それでも追いそうな時は相談先につながる
どうしても取り返したい気持ちが止まらない時があります。
頭では分かっている。
でも手が動きそうになる。
入金しそうになる。
もう一回だけ、と考えてしまう。
そういう時は、ひとりで抱え込まない方がいいです。
長い説明をしなくても大丈夫です。
「今ちょっと危ない」
「また賭けそう」
「取り返したい気持ちが止まらない」
「少しだけ話したい」
これくらいの一言でも、外に出すことで流れが変わることがあります。
身近な人に言えない場合は、相談先を開くだけでも一歩です。
当ブログでも、相談先をまとめています。
ギャンブルの問題は、ひとりで抱え込むほど苦しくなりやすいです。
取り返したい気持ちが強い時ほど、自分の中だけで結論を出さないこと。
誰かにつながること。
相談先を見ること。
それも、今日を守るための行動です。
まとめ|取り返さない。追わない。生活を守る。
ギャンブルで負けた後、
「取り返したい」
と思うのは、とても自然な感情かもしれません。
でも、その気持ちが強い時ほど危険です。
取り返そうとして、さらに賭ける。
負けを消そうとして、傷を広げる。
生活費まで使ってしまう。
借金を増やしてしまう。
そうなる前に、まず一度止まることが大切です。
今日できることは、全部を完璧に変えることではありません。
まずは、
「今日の負けを、これ以上大きくしないこと」
です。
スマホのメモに、こう書いてみてください。
「今日は取り返さない。」
「今日は追わない。」
「生活を守る。」
負けた日でも、そこで止まれたなら、生活を守る方向へ戻れています。
取り返さない。
追わない。
生活を守る。
今日をこれ以上悪くしないこと。
それが、回復への一歩だと思います。
【今日の一歩】
今すぐ何か一つだけやるなら、スマホのメモにこう書いてみてください。
「今日は取り返さない」
負けを消そうとするより、今日の被害をここで止めること。
それが生活を守る一歩です。
取り返さない。
追わない。
生活を守る。
今かなりしんどい方は、ひとりで抱え込まず相談先につながってください。
ギャンブルしたくなった時の具体的な行動については、こちらの記事にもまとめています。


