給料日や入金日になると、少し安心する反面、気持ちが揺れやすくなることがあります。
「今月は大丈夫」
「少しだけなら使ってもいい」
「増やしてから支払えばいい」
「先月の負けを少しでも戻したい」
そう思ってしまうことがあります。
でも、ギャンブルをやめたい人にとって、給料日や入金日はかなり危ない日だと思っています。
なぜなら、お金が入った直後は、まだ生活費を支払う前で、手元に使えるお金があるように見えてしまうからです。
本当は家賃、食費、光熱費、スマホ代、返済、交通費などに必要なお金なのに、口座に残っていると「まだ使える」と感じてしまう。
そして、少しだけのつもりが、生活費まで崩してしまうことがあります。
この記事では、給料日や入金日にギャンブルへ流れないために、生活費を先に守る仕組みについて考えていきます。
給料日や入金日は、気持ちが緩みやすい
給料日になると、少し気持ちが楽になります。
口座にお金が入る。
財布に余裕ができる。
支払い前なので、まだお金が残っているように見える。
この状態が危ないです。
特に、前月に負けていたり、借金や支払いで苦しかったりすると、
「少し増やしたい」
「今月こそ取り返したい」
「支払い前に増やせば楽になる」
という気持ちが出てくることがあります。
でも、この考え方はかなり危険です。
生活費を増やそうとして賭けると、負けた時に生活そのものが崩れます。
ギャンブルで増やすつもりだったお金が、逆に家賃や食費、支払いのお金を削ってしまう。
そうなると、また苦しくなります。
だから、給料日や入金日は「安心の日」ではなく、
生活費を守るために注意する日
と考えた方がいいと思っています。
「口座にあるお金=使っていいお金」ではない
ギャンブルをしている時、口座残高を見ると、ついこう思ってしまうことがあります。
「まだこれだけある」
「少しなら大丈夫」
「この分だけなら使える」
でも、口座にあるお金が、すべて自由に使えるお金とは限りません。
そこには、これから必要になるお金が含まれています。
家賃。
食費。
水道光熱費。
スマホ代。
交通費。
返済。
保険料。
家族に必要なお金。
急な出費に残しておくお金。
これらを引いた後に、初めて「本当に使えるお金」が見えてきます。
だから大事なのは、給料が入った後に、
「いくら残っているか」
を見ることではありません。
まず見るべきなのは、
「何にいくら守らないといけないか」
です。
ギャンブルで一番危ないのは、生活に必要なお金まで「使っていいお金」に見えてしまうことです。
生活費は、先に逃がす
給料日や入金日に大事なのは、意志の強さではありません。
生活費を先に逃がすことです。
口座に入ったままにしておくと、賭けたい気持ちが出た時に使いやすくなります。
だから、できるだけ早い段階で生活費を分けます。
たとえば、
- 家賃分を別にする
- 食費分を別にする
- 光熱費やスマホ代を残しておく
- 返済分を先に確保する
- 使ってはいけないお金をメモに書く
- 可能なら、別口座や封筒に分ける
やることはシンプルです。
「賭ける前に、生活費を守る」
これだけです。
完璧な家計管理をする必要はありません。
まずは、今月どうしても必要なお金だけでも、先に分けておく。
それだけでも、ギャンブルへ流れるお金を減らすきっかけになります。
「少しだけ使う」が崩れることがある
給料日や入金日に危ないのは、最初から大きく使おうと思っている時だけではありません。
むしろ危ないのは、
「少しだけなら」
「1,000円だけ」
「これで終わる」
「増えたらラッキー」
という気持ちです。
最初は少額でも、負けると取り返したくなります。
1,000円が3,000円になる。
3,000円が5,000円になる。
5,000円が1万円になる。
そして、生活費に手をつけてしまう。
こういう流れが起きることがあります。
だから、給料日や入金日は、少額でも危ないです。
「少しだけ」が、本当に少しだけで終わる保証はありません。
特に、過去に何度も同じ流れで崩れた経験があるなら、最初の少額を入れないことが大切です。
最初の1回を止める。
最初の入金を止める。
最初のクリックを止める。
そこが、生活費を守る分かれ道になることがあります。
給料日にやることを決めておく
給料日になってから考えると、気持ちが揺れます。
だから、あらかじめ
給料日にやること
を決めておくのがおすすめです。
たとえば、こんな流れです。
- 給料が入ったら、まず支払い予定を確認する
- 家賃・食費・光熱費・スマホ代・返済分をメモする
- 使ってはいけないお金を先に分ける
- スマホのメモに「今日は増やそうとしない」と書く
- ギャンブルアプリや投票サイトを開かない
- 不安が強い時は、相談先ページを開く
大事なのは、給料日に
「何に賭けるか」
を考えないことです。
給料日は、勝負の日ではありません。
生活を守る日です。
お金が入ったから増やすのではなく、
お金が入ったから守る。
この考え方に切り替えることが大切です。
使ってはいけないお金を書き出す
頭の中だけで考えていると、お金の境目があいまいになります。
「まだ大丈夫」
「これくらいなら使える」
「次の支払いまでに戻せばいい」
そうやって、自分に都合よく考えてしまうことがあります。
だから、紙でもスマホのメモでもいいので、使ってはいけないお金を書き出します。
たとえば、
家賃:○万円
食費:○万円
光熱費:○万円
スマホ代:○万円
交通費:○万円
返済:○万円
このように書くだけでも、
「これは賭けていいお金ではない」
と見えやすくなります。
お金に名前をつけるイメージです。
ただの残高ではなく、
家賃のお金。
食費のお金。
支払いのお金。
生活を守るお金。
そう見えるようにするだけでも、踏みとどまれることがあります。
不安な時ほど、増やそうとしない
生活費が足りない時ほど、増やしたくなります。
支払いが不安。
返済が苦しい。
今月が厳しい。
このままだと足りない。
そういう時ほど、ギャンブルで増やしたくなることがあります。
でも、生活費が苦しい時のギャンブルは、かなり危険です。
負けた時に、後がなくなるからです。
お金の不安がある時ほど、本当は賭けない方がいい。
でも、その不安があるからこそ、賭けたくなる。
ここが苦しいところです。
だから、不安な時は、増やす方向ではなく、相談する方向に向けた方がいいです。
支払いが苦しい。
返済が厳しい。
生活費が足りない。
家族に言えない。
そういう時は、自分だけで抱え込まず、相談先や専門窓口につながることも大切です。
ギャンブルで増やして解決しようとすると、状況がさらに悪化することがあります。
給料日用のメモを作っておく
給料日や入金日に気持ちが揺れやすい人は、あらかじめスマホのメモに、給料日用の文章を作っておくのがおすすめです。
たとえば、こんなメモです。
今日は増やす日ではない。
生活費を守る日。
家賃を守る。
食費を守る。
支払いを守る。
返済を守る。
取り返さない。
追わない。
生活を守る。
賭けたくなった時に、これを読む。
たったそれだけでも、頭の中だけで考えるよりは止まりやすくなることがあります。
ポイントは、給料日になってから書くのではなく、落ち着いている時に作っておくことです。
気持ちが揺れてから考えると、どうしてもギャンブル側に引っ張られます。
だから、落ち着いている時に、未来の自分へメモを書いておく。
これはかなり使える方法だと思います。
それでも使ってしまいそうな時は、ひとりで抱え込まない
給料日や入金日に、どうしてもギャンブルに使ってしまいそうな時があります。
もうアプリを開きそう。
もう入金しそう。
生活費なのに、使いそうになっている。
取り返せば大丈夫だと思い始めている。
そういう時は、ひとりで抱え込まない方がいいです。
長い説明をしなくても大丈夫です。
今ちょっと危ない
給料を使いそう
生活費に手をつけそう
誰かに止めてほしい
これくらいの一言でも、外に出すことで流れが変わることがあります。
身近な人に言えない場合は、相談先を見るだけでも一歩です。
当ブログでも、相談先をまとめています。
給料日や入金日は、ひとりで耐える日ではありません。
生活を守るために、先に備える日です。
まとめ|給料日は、勝負の日ではなく生活を守る日
給料日や入金日は、気持ちが緩みやすい日です。
お金が入ると、少し安心します。
でも、そのお金は自由に使っていいお金とは限りません。
家賃。
食費。
光熱費。
スマホ代。
交通費。
返済。
家族に必要なお金。
それらを守る前にギャンブルへ使ってしまうと、生活が苦しくなります。
だから、給料日は勝負の日ではありません。
生活を守る日です。
増やす日ではなく、守る日。
取り返す日ではなく、崩さない日。
賭ける日ではなく、生活費を逃がす日。
完璧にできなくても大丈夫です。
まずは一つだけでいいです。
スマホのメモに、こう書いてみてください。
今日は増やそうとしない。
生活費を守る。
そして、もう一度この言葉に戻ります。
取り返さない。
追わない。
生活を守る。
今日のお金を守ることは、未来の自分を守ることです。
【今日の一歩】
給料日や入金日に、まず一つだけやるなら、スマホのメモにこう書いてみてください。
「今日は増やす日ではない。生活費を守る日。」
家賃、食費、支払い、返済。
使ってはいけないお金を先に見える形にしておくこと。
それだけでも、ギャンブルへ流れる前に一度止まれる可能性があります。
取り返さない。
追わない。
生活を守る。
今かなりしんどい方は、ひとりで抱え込まず相談先につながってください。
ギャンブルしたくなった時の具体的な止まり方は、こちらの記事にもまとめています。
▶ ギャンブルしたくなった時にまずやること|今日を悪化させない5つの行動
負けた後に取り返したくなる気持ちについては、こちらの記事で詳しく書いています。


